moi and moi / hatenadiary

日曜日の朝みたいな気分でいたい

元ひきこもり(にわか)が過去それに至ったときの様子

ひきこもりはらくじゃない。宿題の終わっていない夏休みの最後の8月31日のような精神状態が続き、ちっぽけな正義感は守りたくて、でも社会に出る・出た過去の記憶の恐怖に怯えて、自分の甘さや人生のターニングポイントで失敗した記憶に囚われ、真剣に向き合おうとしてくれた一番大事な人たちに甘えからと余裕のなさからつまらない本当にささいなことでつっかかり、そのうち家族や人の立てる物音にすらびくびくしている自分にそのたびに生きる価値などないのだと思い知らされる

ハローワークは独特の重く暗い雰囲気をまとう。職員はほぼ非正規ではなかっただろうか、いま振り返ってみれば自らの安泰が保証されていない人間に他人のその人にあった職業的安定を望みサポートできるのだろうか、システム面でも求人に応募したという実績さえあればたとえどんな求人だろうと一定期間だけは補助金が発生する状況で、果たして持続可能な就業への支援となるのだろうか

資格試験のために自宅から新宿の予備校に出かける。そとを歩くときは人とすれ違うときものすごく緊張する、すれ違いざまに"咳をされた"ような被害妄想になるくらい自意識過剰、自分は世間からかけ離れてはいないだろうか、社会的に誰からも存在を認められていないし世の中になにも還元していない、経済的な安定もなくかつてのわずかばかりの貯金は見る影もなくなり、足元がすくむような感覚に支配されていた

これでもたしか半年間のひきこもり実績。20年続いたらどうなるのだろうか想像もできない

会社を辞めたはじめの2週間くらいはどんな有意義なことをやろうかといったやる気に満ち溢れ積極的に活動していた、そして辞めたその日は社会人になってはじめてくらいの清々しい気分があって、ひきこもり期間の中で最高の瞬間だった。

該当の期間が長くなればなるほど苦しくなるのではと思ってしまう

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